ガスの火が鍋底全体を包みこんで、ムラなく加熱されるから米の一粒一粒にしっかり熱が伝わります。ツヤと甘みのあるふっくらごはんは、火で炊くからこそできるワザです。
熱い水蒸気を米の芯まで行きわたらせ、水分を均一にします。ごはんを蒸らした後は全体を切るようにかき混ぜ、余分な水分をとばすことを忘れずに。この「蒸らし」と「ほぐし」で、ごはんがより美味しくなります。
美味しいごはんの火加減は、強~中火で約10分沸騰するまで炊いた後、弱火で約15分、最後に約10分蒸らすこと。鍋の大きさやごはんの炊飯量、水の温度に合わせて調節しましょう。
ごはんが一番美味しいのは、やっぱり炊きたて。1合からでもOKなので、そのつど炊きたてを楽しむのがおすすめです。保温するための電気も使わないから省エネにも貢献できます。
電気炊飯器の代わりに火でごはんを炊くと、
消費電力:約1300W/台
消費電力量:約230kWh/年
の節電効果があります。(日本ガス協会調べ)※約230kWh/年:1日1回炊飯し、電気炊飯で12時間保温した場合。
炊き上がり直後の鍋のフタを開ける時、ふわりと立つ湯気やごはんの香ばしさにワクワクしますよね。米が炊ける仕組みや火の使い方を教えることは、お子さまの食育にも役立ちます。
火でごはんを炊く場合、炊きあがりまでにかかる時間は、蒸らしの時間を入れても約30分~40分。電気炊飯器よりもスピーディーに炊き上がるから、ランニングコストもお得です。
Siセンサーコンロの自動炊飯機能なら、むずかしい火加減もボタン一つで調節!失敗することなく、美味しいごはんが気軽に楽しめます。
火でごはんを炊く楽しみの一つといえば、おコゲ。土鍋の場合、炊き上がってから約3~5分ほど強火で加熱すると、子どもから大人までみんなが大好きなおコゲの出来上がりです。